2013年8月6日火曜日

正義の殺人鬼・デクスター

いま読んでいる「雑食映画ガイド」(町山智浩、柳下毅一郎、ギンティ小林 著)の中で映画ガイドにもかかわらずオススメされているアメリカのドラマがある。それが「デクスター」だ。


デクスターはマイアミに暮らす好青年。仕事は警察の鑑識で、血の鑑識を得意とする。ときどき職場にドーナツを持って行き、同僚たちに配ったりしている。
唯一の家族の義理の妹は同じ警察に勤めており、愚痴を聞いてあげたりと仲が良い。夫の性的暴力で傷ついた二児の子を持つ女性と付き合っている。

しかし、デクスターには秘密がある。感情が理解できないこと、そして、抑えきれない殺人衝動があるということ。
デクスターは3歳のときに養子として引き取られた。警察官であった養父はデクスターの殺人衝動に気づき、普通の人間としての振舞い方、完璧な証拠の消し方など、殺人鬼としてバレずに生きる術を教えた。また、ターゲットはどうしようもない悪人であると確証がある人物に限るという掟を与えた。
デクスターは悪人を見つけては、ひっそりとバラバラにして殺す。そして、血を採取してプレパラートで挟んでコレクションしている。

なんという吉良吉影。
感情がないデクスターのジョークがおもしろい。
特に印象的なのが、「どうしてそんなに流血事件に詳しいんだ?」と聞かれ、「好奇心です "Curiosity."」と答えるところだ。
ドラマなのにR15指定。スプラッター描写がリアルで、血のりの量もいっぱいだ。

衝動を抑え普通の人のように振る舞うデクスターだが、とても人間臭く感じる。誰しも社会では自分を偽り演じているのだから、デクスターの違和感に共感できる部分もある。

このドラマはシーズン7まで作られている。さぁ、忙しくなるぞ。