2012年12月23日日曜日

2012年Nomuson的映画ランキング

せっかくなので今年映画館で観た映画をランキングにして、記録してみます。

今年は44作品(+6)の映画を観ました。
昨年より少し踏み込み、名画座やオールナイトイベントに行ったりと深みにはまっています。過去の映画は別枠ということで。
では、ランキングを上から下へ、一言添えて列挙していきます!

1. この空の花 長岡花火物語
 最も衝撃を受けた!感動の大団円!「痛いな!この雨痛いな!」
2. 宇宙人ポール
 サイモン&ニック、そしてセス。好きな俳優勢揃い!
3. 演劇1・2
 観察映画の凄まじさ。平田オリザの凄まじさ。
4. 僕達急行A列車で行こう
 みんなそれぞれ趣味あっていいね。電車いいね。
5. SHAME
 マイケルファスベンダー!
6. ドライヴ
 超クール!色彩が美しい。
7. SRサイタマノラッパー3 ロードサイドの逃亡者
 地方感がリアル。ライブの盛り上がりに震えた。
8. 危険なメソッド
 マイケルファスベンダー!
9. 三島由紀夫 11.25自決の日
 右なのか?左なのか?三浦新の迫真の演技がいい。
10. 桐島、部活やめるってよ
 ちょっと、僕の囲碁部の話抜けてるってよ
11. 007 スカイフォール
 なんだかんだ007は好き。
12. ドラゴン・タトゥーの女
 いいや、ダニエル・クレイグが好きなんだ。
13. プロメテウス
 マイケルファスベンダー!
14. J・エドガー
 MW以来のガチホモムービー
15. アーティスト
 予告で感動。本編でも感動。
16. 高地戦
 韓国映画の本気を観た。
17. ザ・レイド
 新時代のアクション映画。続編に期待。
18. アウトレイジ・ビヨンド
 ノワール感溢れててよかった。
19. 悪の教典
 裸懸垂w
20. おおかみこどもの雨と雪
 クモの巣にしたたる水滴の画に震えた。
21. 希望の国
 脱原発とかそんな単純なことじゃあない。
22. アルゴ
 人物の再現度が高い。
23. ヒミズ
 がんばれ!住田!
24. アタック・ザ・ブロック
 団地でアクション。
25. デビルズ・ダブル
 主演の二役がすごい。
26. HICK ルリ13歳の旅
 クロエちゃん、かわいいね。
27. 哀しき獣
 しーばーらーまー
28. エヴァンゲリオン:Q
 Qの展開、きらいじゃないよ。
29. ピアノマニア
 最高の音の追求。
30. 情熱のピアニズム
 ペトルチアー二はすごい人です。
31. ヒューゴの不思議な発明
 クロエちゃん、かわいいよね。
32. 裏切りのサーカス
 もう一度、集中して観たいと思います。
33. しあわせのパン
 子どもの声はヤギじゃなかったんかーい
34. キツツキと雨
 役所さんのご飯の食べ方がいい!
35. ピープル VS ジョージ・ルーカス
 ジャージャーかわいそう。
36. ダークナイト ライジング
 期待値が高すぎた。
37. シャーロック・ホームズ2 シャドウゲーム
 期待どおりに楽しめた。
38. 長ぐつをはいたネコ
 ネコの毛がふさふさしてた。
39. スター・ウォーズ エピソード1 3D
 ジャージャー嫌いじゃないよ。
40. メリエスの素晴らしき映画魔術/月世界旅行
 良かったけれど、眠かった。
41. メン・イン・ブラック3
 楽しかったー。ロードショーでもまた観よう。
42. ヘルタースケルター
 エリカさま
43. アメイジング・スパイダーマン
 トイレ離席して戻ったら席間違えた事がショック。
44. ダーク・シャドウ
 中身がなかった。クロエちゃんはかわいい。

別枠:名画座、オールナイトイベントで観た作品
 アメリカン・インディペンデント (ロスト・イン・トランスレーション、インソムニア)
 フィルム・ノワールの世界 (名画座2本立て、作品名忘れた…)
 森田芳光オールナイトで行こう! (僕達急行、の・ようなもの、ときめきに死す)
 「ときめきに死す」はDVDが廃盤とのことで、貴重な鑑賞でした!

ランキングBEST10の作品は、僕にとって今年の特別な作品です。
その他については、観たいと思って観た作品ばかりなので、楽しく鑑賞しました。
ただしダーク・シャドウだけは観たあとにガッカリ。

自宅では、huluを契約したことで映画を見放題!
森田芳光作品、大林宣彦作品など、劇場で観た映画の関連作品を観ることができました。
また敬遠していたホラー映画も、荒木飛呂彦の奇妙な映画ホラー論をきっかけに観るように。(ただし洋ホラーに限る。) 「FUNNY GAME U.S.A.」が面白かった!
またタマフル春の推薦図書「友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌」を読み、ゴダールの「勝手にしやがれ」「軽蔑」「気狂いピエロ」を観ました。「勝手にしやがれ」が革新的な映画なんだと、身をもって感じられた。

さて、来年はどれだけ観れるかな。
よいお年を。

2012年3月31日土曜日

僕達急行

僕達急行

森田芳光監督の遺作となった本作。
普通のような仕草が、じわじわと面白い。そんな森田監督カラーに溢れた作品でした。

「もっと映画は電車を撮るべきだ」と言っていたほどの監督ですが、
この映画は松山ケンイチ、瑛太が主役というより、電車が主役だと思います。
常に電車がいますw

これをきっかけに過去作品を見てみました。
間宮兄弟、(ハル)、39 刑法第三十九条、海猫、失楽園。
過去作を見ても電車がいっぱいでてきてました。
シーンの切り替わりで走っていく電車のカットが入ることで、
不思議と次のシーンへ入っていけます。

ヒューゴで扱っていた最初の映画も、電車が駅へ入ってくるという電車モノ。
電車と映画は引き離せない存在なのかもしれません。

僕は鉄ではないので、細かい電車ネタはわかりませんが、
独特のセリフ、ギャグでとても楽しめました。
劇中に様々な電車オタクが出てきますが、それぞれ楽しみ方が異なっています。
趣味ひとつとっても多様性があり、みなそれを受け入れています。
そういった時代性も色濃く表現されていると感じました。

森田作品をもっと見なくてはいけませんが、
そのとき、そのときを上手く切り取って作品にしている思います。

僕も森田作品にでてくるような、どこにでもいそうだけれど、唯一無二な、
マジメだけれど、ユーモアに富んだ、そんな人になりたいな。

2012年3月21日水曜日

スターウォーズ・エピソード1 3D と ピープルVSジョージ・ルーカス

スターウォーズ・エピソード1・ファントムメナス 3D

ピープルVSジョージ・ルーカス

いま渋谷でスターウォーズ祭が出来る!
TOHOシネマ渋谷でエピソード1を観て、シネクイントでピープルVSジョージ・ルーカスを観ることができるのです!

一緒に観に行った友人によると、エピソード1 3DはBlue-ray版らしいです。
オリジナルはヨーダが人形だったけれど、Blue-ray、3DではCGになっています。
あとシーンもいくつか追加されているとのこと。
途中少し退屈な感じもありました。

その感覚を持ってピープルVSジョージ・ルーカスを観てみるとスカっとしました!
ご覧の通り、ジョージ・ルーカスによってレイp…いや良い青春時代を与えられた熱烈なファンの、愛ゆえの憎しみに溢れるドキュメンタリーです。

スターウォーズがなぜここまで愛され、そこまで罵倒されるのかが、とてもわかりました。
愛された理由としては、ファンの二次創作をルーカスが認めたこと。
いま日本ではニコニコやPixivで二次創作が隆盛しているが、スターウォーズは1977年から今もなおファンによる二次創作が盛んである。
作品そのものの魅力があるのはもちろんですが、ファンが自己解釈やパロディ、リアルに再現など各々のやり方で表現している。そして公開できる。
コンテンツの理想的な形がスターウォーズにあるのだと思った。

一方、憎まれている理由には、ルーカスが複数の編集版を認めていない点。
リドリースコットのブレードランナーはいくつもの編集版が出ているにも関わらず、スターウォーズは一つの版しかDVD化していない。
ぜんぶあれば、ファンもそこまで怒らないんだと思うんですよねぇ。

とにかく、スターウォーズはひとつの文化である。それが実感できた1日でした。

2012年3月12日月曜日

ヒューゴの不思議な発明

ヒューゴの不思議な発明

2012年の映画愛溢れる作品第一弾。
アカデミー賞で撮影、美術、視覚効果、音響編集、録音の5部門を受賞しました。

受賞項目からわかるように3Dで観るべき作品なのでしょう。
しかし、ちょうど良い時間に2Dしかやっていなかったので、仕方なく2Dで観ました。

前評判からも判るとおり、映画愛に溢れた作品であることは間違いありません。
映画のはじまり、映画のたのしみ、映画のすばらしさ。
映画をより好きになれる映画なんです。

100年も前は当然、CGなどありませんから、
演出の工夫、編集の工夫、工夫を重ねて表現しているのです。
もちろん現代の映画も、想像もつかない工夫をして進化していると思います。
それでも昔の映画はどこか魅力が大きい。なぜだろう。


アカデミー賞で受賞を逃した部門を見てみると、
作品、監督、脚色、編集、作曲、衣装デザインとある。

個人的な感想としては、編集に関してアレ?と思ったところがあった。
イザベルの質問にヒューゴが答えていないけれど、
すでに答えたことになっていたり、その逆もあったりと。
テンポは良いのですが、ばっさりカットしたような印象がありました。
70,80年代映画で見るような、繋ぎ方な感じもしました。

さぁ、来月には映画愛溢れる作品第二弾のアーティストが公開されます。
作品自体の比較もそうですが、犬の演技対決にも着目したいところですね!

2012年2月19日日曜日

キツツキと雨

キツツキと雨

南極料理人を手がけた沖田修一監督の作品。
25歳の気弱な監督の幸一(小栗旬)が、ロケ地に住む木こり克彦(役所広司)に出会い、
カツを受けながら成長していく物語。

予習として南極料理人を観ました。
濃いキャラが織りなす、シュールなギャグ。
そして心温まるストーリー。

キツツキと雨も、そんな感じです。
ダイワハウスのCMばりに面白い役所さんが見れます。
脇を固める方々も、面白さに溢れています。
木こり仲間のやり取りが好きでした。

南極料理人は料理人がメインの話だったので、
おいしそうな料理が出てくるのですが、
本作で克彦が作るご飯もまた、美味しそうなんです。
沖田監督は美味しそうな料理、美味しそうに食べる姿を、
しっかりとしたクォリティで提供してくれるのだと思います。

幸一が撮影している映画がゾンビ映画なんですが、
ゾンビってだけでネタになりますね。
ゾンビ映画の出来が気になるところです。DVDの特典映像であると嬉しいですね。
このゾンビ映画の設定も興味深いものです。
かなりツッコミどころ満載な設定ですが。

自分も幸一と同じ25歳。
あんまり笑っていられない感じもあった。
ゾンビの定義とか知識や、表現したいことはあるけれど、
口に出して説明できなかったり、上手に表現できなかったり。
(映画撮影してるから、表現できてるっちゃできてるが)
幸一に負けずにがんばろ!

2012年2月13日月曜日

ドラゴン・タトゥーの女

ドラゴン・タトゥーの女

ジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)が、財閥一族の間で40年前に起こった未解決事件を解決していく。調査の途中、アシスタントとして背中にドラゴンタトゥーを持つ若いハッカーのリスベット(ルーニー・マーラ)を雇って、事件とその裏に隠れた謎を暴いてゆく。

まず予告編を観たときシビれた。
「移民の歌」のかっこいいカバーに合わせて、屋敷に近づく画、様々なカット。
予告編で期待を膨らませ、初日に観に行きました。

すると、、、
いきなりオープニングで「移民の歌」が来た!!!
黒いドロドロとした何かが、変形していく。
人の目のようなものが、割れて花のようになったり、
ドラゴンが人の背に絡んでいったり。
音楽に合わせて美しい映像が映し出された。
このオープニングでテンションをガッと上げられ、本編は始まった。

サスペンスなので、内容は置いといて…。
ルーニー・マーラの体当たり演技が、素晴らしかった。
映画館でモザイクの入る映画を観たのは、僕にとって初めてだった。

鑑賞した翌日のブランチで、本作の上映時間が2時間40分もあると知って驚いた。
そんなに長い時間だったなんて、まったく感じなかったのだから。

ラストシーンから、エンディングテーマを聴いて、
改めて映画は最後までひとつの作品だよなぁと思った。
エンディングテーマのタイトル「Is your love strong enough?」は、
ラストシーンでのリスベットの気持ちを言っているのではないか。

原作は三部作ということなので、続編の作製に期待!

2012年2月1日水曜日

ピアノマニア

ピアノマニア

調律師のシュテファンにスポットを当てたドキュメンタリー映画。
ピアニストのピエール=ロラン・エマールと共に究極のピアノの音を求めて試行錯誤する。

シュテファンがかわいく、おもしろい。
そして、すごい。
ただ均一に調律するわけでなく、ピアニスト、温度、湿度など環境に合わせて調律する。
また、究極の音を求める様は研究者のようにハイである。

エマールとのプロジェクトの合間に、他のピアニストの調律で音楽祭に行く様子があり、映画は時系列に沿って忠実に進んでいく。
しかし、シュテファンの生き生きした様子が退屈になることを忘れさせてくれた。

なんでもそうだけれど、究め追い求める人はおもしろい!

2012年1月28日土曜日

J・エドガー

J・エドガー

FBIを創設し死ぬまで長官を務めたジョン・エドガー・フーバーを、レオナルド・ディカプリオが演じる。
20代から晩年までのエドガーを全てディカプリオが演じている。
晩年の顔は特殊メイクだけれども、すごく精密だった。

映画の内容をまとめると、、、
エドガーの右腕となるクライド・トルソンにはじめて会ったエドガーは、「ウホッ、いい男」と思いFBIに採用し、右腕として親密になり「アーーーッ」となる。
以上ですw

クリント・イーストウッド監督の映画は、プリンシプルを持つ男の物語が多いですが、エドガーもそういった男であると言える。
頑固一徹。国の秩序を守るためなら何でもする。

宣伝ではアメリカの裏側、暗黒面を描いたと言っていたが、
そこまで黒くなかった印象だった。
それはエドガーの背景を知り、同情してしまったからかもしれない。

エドガーの右腕、クライドを演じたアーミー・ハマーの演技も素晴らしかった。
アーミー・ハマーはソーシャルネットワークで双子のボート部を演じた彼だ。
低く渋く良い声が、グッときた。
ディカプリオと同様、ハマーもクライドの晩年を演じていたが、
倒れた後のピクピクする様子とか見事でした。

なによりもイーストウッド監督作は安心して観れますね。

2012年1月23日月曜日

哀しき獣

哀しき獣

あまり韓国映画を見ないのですが、宇多丸さんオススメと聞いたら観に行かずにはいられない。

ハスリングでノワール映画だと言っていたので、
これまで聞いてきたノワールのイメージを持って見ました。
僕が持つノワールのイメージは、画面が暗い、テーマも暗い、みんな報われない、みんなワルといった感じです。

ノワール的なイメージと合っていましたが、
事が起こってからのスリリングな展開はとても楽しかった!

なによりも暴力描写がリアルだった。
主人公はなんでもない男だから、ケンカが強いわけでもなく、特殊能力があったりもしない。
強いていえば、がたいが良いこと、無口なことで凄みがありそうな点だけ。
なので戦闘シーンも泥くさい。

マフィアの武器は短刀や斧で、銃は警察しか持っていないところもリアルに感じた。
集団で斧を掲げて走る姿は、まるでカンフーハッスルの斧頭会のようでおかしかった。

本作がおもしろかったので、ナ・ホンジン監督の前作チェイサーも観てみたいと思います!

2012年1月20日金曜日

宇宙人ポール

宇宙人ポール

スピルバーグ作品などSF映画への愛が詰まったSFコメディロードムービー!
最高に笑えて面白かった!!
だって、面白い役者しか出ていないんですもの。

渋谷シネクイントにて先行上映の初日に観にいったのですが、
みな声を出して笑い、こんな温かい映画体験は初めてでした!

主演はサイモン・ペッグとニック・フロストの名コンビ。
宇宙人のポールの声は、グリーン・ホーネットや50/50のセス・ローゲン。
監督は「スーパーバッド 童貞ウォーズ」や「アドベンチャーランドへようこそ」のグレッグ・モットーラ。
あのスピルバーグも声で出演してたりと、すごい映画なんです。

サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビ過去作は、「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」とあるのですが、日本では公開されてなくDVDのみ。
「ホット・ファズ」はファンの署名運動で一応公開されたそうです。
この宇宙人ポールが正式な日本での公開となります。
過去作もすばらしいのですが、それは別で述べたいと思います。


オマージュやギャグだけでなく、宗教や人種などネタが多岐にわたります。
例えば人間よりも宇宙人のポールの方が人間らしかったり、キリスト原理主義をネタにしたりと。

宇宙人ポールの完成度の高さから見ても、10年代の映画はサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビに注目です!

2012年1月17日火曜日

ヒミズ

ヒミズ

古谷実が原作のマンガを映画化。

僕は原作を読んだことがなく、園子温監督は初めて観る。
「冷たい熱帯魚」は観てみたいと思っていたが、未だ観ていない。

主演の染谷将太と二階堂ふみの演技が、素晴らしかった!
そして、あの空気感がすごかった。
僕はいつもドリンクを買って映画を観るけれど、
ノドの渇きを忘れてずるずると引き込まれていった。

主演の二人が良かったのはもちろんですが、
夜野役の渡辺哲の演技がハマってて最もすごいと感じた。


ただし、気になる点が残ってしまった。
置いてけぼりな話が目立っていた。

茶沢は親に死を迫られていて、処刑台の完成が間近にも関わらず、
住田のところに居つづけている点。
(死にたくないから、家出したのか?)

住田は人を殺して自首するのに、
夜野は自首しない点。

演技や映像が良かったばかりに、気になってしまって少し残念に思う。


とはいえ面白かった。
なにより、二階堂ふみがかわいいので、いいんです。

2012年1月15日日曜日

デビルズ・ダブル


デビルズ・ダブル

元イラク大統領のサダム・フセインの息子ウダイ・フセイン。その影武者だったラティフ・ヤフィヤーの手記を基に作成された映画。

ウダイは独裁者の息子として、好き勝手している暴漢であった。
クラブでナンパし、ヤリまくり。道ばたで下校中の女子中学生を拉致して、レイプしたあげく、殺害したりもしている。
常にヤク中、アル中で常にラリっている様子だ。
まさに酒池肉林。董卓のようである。

一方、ラティフは真面目な男だった。
口数も少なく、ウダイの行動を見て常に苦悩していた。


映画化のために若干の脚色はあるだろうが、
その出来事ひとつひとつが事実であることに驚かざるを得ない。
独裁政権下の真実は、惨いものだ。

ウダイとラティフという性格も生い立ちも全くことなる2人を演じたドミニク・クーパーの演技は凄かった。
2人並んでいても、顔が似ているが別人に見える。
ラティフが影武者としてウダイの真似をしたシーンは、同一人物だから当然だけど、ラティフのやけくそな真似にゾっとした。

「事実は小説よりも奇なり」を再認識した映画。