2012年3月31日土曜日

僕達急行

僕達急行

森田芳光監督の遺作となった本作。
普通のような仕草が、じわじわと面白い。そんな森田監督カラーに溢れた作品でした。

「もっと映画は電車を撮るべきだ」と言っていたほどの監督ですが、
この映画は松山ケンイチ、瑛太が主役というより、電車が主役だと思います。
常に電車がいますw

これをきっかけに過去作品を見てみました。
間宮兄弟、(ハル)、39 刑法第三十九条、海猫、失楽園。
過去作を見ても電車がいっぱいでてきてました。
シーンの切り替わりで走っていく電車のカットが入ることで、
不思議と次のシーンへ入っていけます。

ヒューゴで扱っていた最初の映画も、電車が駅へ入ってくるという電車モノ。
電車と映画は引き離せない存在なのかもしれません。

僕は鉄ではないので、細かい電車ネタはわかりませんが、
独特のセリフ、ギャグでとても楽しめました。
劇中に様々な電車オタクが出てきますが、それぞれ楽しみ方が異なっています。
趣味ひとつとっても多様性があり、みなそれを受け入れています。
そういった時代性も色濃く表現されていると感じました。

森田作品をもっと見なくてはいけませんが、
そのとき、そのときを上手く切り取って作品にしている思います。

僕も森田作品にでてくるような、どこにでもいそうだけれど、唯一無二な、
マジメだけれど、ユーモアに富んだ、そんな人になりたいな。

2012年3月21日水曜日

スターウォーズ・エピソード1 3D と ピープルVSジョージ・ルーカス

スターウォーズ・エピソード1・ファントムメナス 3D

ピープルVSジョージ・ルーカス

いま渋谷でスターウォーズ祭が出来る!
TOHOシネマ渋谷でエピソード1を観て、シネクイントでピープルVSジョージ・ルーカスを観ることができるのです!

一緒に観に行った友人によると、エピソード1 3DはBlue-ray版らしいです。
オリジナルはヨーダが人形だったけれど、Blue-ray、3DではCGになっています。
あとシーンもいくつか追加されているとのこと。
途中少し退屈な感じもありました。

その感覚を持ってピープルVSジョージ・ルーカスを観てみるとスカっとしました!
ご覧の通り、ジョージ・ルーカスによってレイp…いや良い青春時代を与えられた熱烈なファンの、愛ゆえの憎しみに溢れるドキュメンタリーです。

スターウォーズがなぜここまで愛され、そこまで罵倒されるのかが、とてもわかりました。
愛された理由としては、ファンの二次創作をルーカスが認めたこと。
いま日本ではニコニコやPixivで二次創作が隆盛しているが、スターウォーズは1977年から今もなおファンによる二次創作が盛んである。
作品そのものの魅力があるのはもちろんですが、ファンが自己解釈やパロディ、リアルに再現など各々のやり方で表現している。そして公開できる。
コンテンツの理想的な形がスターウォーズにあるのだと思った。

一方、憎まれている理由には、ルーカスが複数の編集版を認めていない点。
リドリースコットのブレードランナーはいくつもの編集版が出ているにも関わらず、スターウォーズは一つの版しかDVD化していない。
ぜんぶあれば、ファンもそこまで怒らないんだと思うんですよねぇ。

とにかく、スターウォーズはひとつの文化である。それが実感できた1日でした。

2012年3月12日月曜日

ヒューゴの不思議な発明

ヒューゴの不思議な発明

2012年の映画愛溢れる作品第一弾。
アカデミー賞で撮影、美術、視覚効果、音響編集、録音の5部門を受賞しました。

受賞項目からわかるように3Dで観るべき作品なのでしょう。
しかし、ちょうど良い時間に2Dしかやっていなかったので、仕方なく2Dで観ました。

前評判からも判るとおり、映画愛に溢れた作品であることは間違いありません。
映画のはじまり、映画のたのしみ、映画のすばらしさ。
映画をより好きになれる映画なんです。

100年も前は当然、CGなどありませんから、
演出の工夫、編集の工夫、工夫を重ねて表現しているのです。
もちろん現代の映画も、想像もつかない工夫をして進化していると思います。
それでも昔の映画はどこか魅力が大きい。なぜだろう。


アカデミー賞で受賞を逃した部門を見てみると、
作品、監督、脚色、編集、作曲、衣装デザインとある。

個人的な感想としては、編集に関してアレ?と思ったところがあった。
イザベルの質問にヒューゴが答えていないけれど、
すでに答えたことになっていたり、その逆もあったりと。
テンポは良いのですが、ばっさりカットしたような印象がありました。
70,80年代映画で見るような、繋ぎ方な感じもしました。

さぁ、来月には映画愛溢れる作品第二弾のアーティストが公開されます。
作品自体の比較もそうですが、犬の演技対決にも着目したいところですね!